第46回 高齢者の脱水症状
8月に入り暑い日が続いておりますが、猛暑の下では高齢者は脱水症に陥りやすいため、注意が必要です。
高齢者の脱水症状の危険性は言うまでもありませんが、今回はその予防方法と応急手当について紹介させていただきます。脱水症は、ちょっとした心がけで防ぐことができますので、十分に注意しましょう。
<予防方法>
■ 快適な環境づくり
クーラーなどで利用者の体にあった状態に室温をあわせましょう。我慢させないようにすることも重要です。
■ 水分補給
トイレが近くなることを理由に水分を控えている利用者がみられますが、脱水症予防の観点からはとても危険です。また脱水症のみならず、血液が濃くなって心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性も高まります。これらを予防するためには、水分をこまめに摂取するのがよいされています。通常、成人では食事中の水分も含め1日2,500~3,000cc程度の水分を摂取することが望ましいとされています。状況次第ですが、利用者の手の届くところにいつでも飲めるものを用意しておくこと、食事には必ず汁物をつけることといった工夫を心掛けてみて下さい。
■ 塩分補給
汗はほとんどが水分ですが、塩分等の電解質も含まれているため、これらの補給も必要となってきます。また高齢者は尿からの塩分の排出も多いので、高血圧等で塩分を控える必要がなければ、適正な塩分の補給が大事です。例えば、夏場は漬物等で塩分を取ることも有効です。
■ 検温と皮膚状態の確認、医療機関の受診
脱水症状の疑いがみられたら、検温とともに脇の下に手を入れて皮膚が乾燥しているかをチェックします。高齢者の脱水症はわかりにくく重症な場合もあるため、場合によっては医療機関を受診しましょう。
■ 水分補給
水分がとれそうな状態なら、水分を補給します。電解質を含むスポーツドリンクを十分に飲ませる方法も効果的です。
■ 意識確認
呼びかけに応答しないなど反応が乏しいときは、すぐに医療機関へ搬送しましょう。
出典:厚生労働省健康局疾病対策課 TOPICSより一部抜粋
~経口補水療法の重要性~
第18回 全国介護老人保健施設 愛知大会 ランチョンセミナー
高齢者の水・電解質管理〜転ばぬ先のつえ、経口補水療法のすすめ~
第20回 全国介護老人保健施設 新潟大会 ランチョンセミナー
[参考資料]
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