第78回 調理器具の安全性(電気ミキサー)、

2009年度 リスクマネジメントコラム

第78回 調理器具の安全性(電気ミキサー)

社団法人 日本電機工業会によると、電気ミキサーは2007年の国内出荷台数は約64万8千台となっておりますが、国民生活センターの危険情報システムには2004年度以降2009年度までに、電気ミキサーで手指にけがを負うという事故事例が計16件寄せられています。中には、「電気ミキサーにガラス容器をセットする前に電源プラグを差したら、スイッチが押された状態になっていたためカッターが突然回転し、右手人差し指を12針縫う切断寸前のけがをした」という深刻な事故も発生しており、今回は電気ミキサーに関する手指のけがの防止についてご紹介させていただきます。

(1)テストについて
国民生活センターにて、2009年5月〜6月に購入した容器と容器台座が分割できる電気ミキサー8社8銘柄を、2009年6月〜7月にテストしました。

(2)テスト結果について
○カッターが露出した状態での作動確認テスト
カッターが露出した状態でスイッチを入れたときに、ミキサーが作動してしまう危険なものがあった。
○カッター作動に関する安全装置の有無
カッターが露出した状態で作動した4銘柄のうち3銘柄には安全装置が付いていなかった。
また、残りの1銘柄は安全装置が本体上には付いているが、容器台座上にはなく不十分であった。
○電源スイッチの種類
電源スイッチの種類は全8銘柄ともプッシュボタン式であった。
また、使用直前に誤ってスイッチが押されないように、複数の操作を経ないとスイッチを押せないような工夫をしたものはなかった。
○安全装置についての表示
「ボトルを取り付けないと作動しない」と表示しているにもかかわらず、ボトル(容器)を取り付けていなくてもカッターが露出した状態で作動してしまい、安全装置について誤認を与えるような表示のものがあった。

(3)電動ミキサーを購入・使用する際の注意点
○電気ミキサーによる手指のけがを防止するため、使用時以外は必ずコンセントから電源プラグを抜くことが大切。
○本体に容器台座と容器を取り付けないと、カッターが作動しない安全装置が付いているものを選ぶとよい。

<引用>国民生活センターホームページ(http://www.kokusen.go.jp/test/date/s_test/n-20090806_1.html)より部分抜粋