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リスクマネジメントコラム
第122回 効果的な職員研修を企画しよう!【第1回】

リスクマネジメントに関する研修企画のヒントについて3回シリーズでお届けいたします。

皆さんの施設では、どのようにリスクマネジメントに関する研修を実施していますか?
病院や老健施設のリスクマネジャーから「リスクマネジメント研修の参加者を増やすのは難しい」、「夕方の全体研修では、一部の決まった職員だけしか出席してくれない」という声を聞くことがあります。一方、職員からは「家庭の事情があり、出席したくても出席することができない」などの声を聞くこともあります。
リスクマネジメント研修は、職員全体の意識や知識を高めることが目的ですから、できるだけ多くの職員が参加できるように以下のような工夫することが必要です。

◆◆◆工夫1:カンファレンスの時間を活用する
カンファレンスの時間は、業務に関する情報共有だけになってしまいがちですが、職場内のリスク感性を高める場として活用することができます。
カンファレンスの時間は15〜30分程度なので、この時間内にできる内容で計画し開催します。

◆◆◆工夫2:時間と目的を決めて開催する
できるだけ早く開催日時や目的、実施内容を告知して、職員が業務を調整して参加しやすくします。時間を守り、時間通りに始めて終わるようにします。
事前に、課題を出して考えをまとめてきてもらうと、短い時間でも効果的に実施できます。

◆◆◆工夫3:意見を出しやすくする
グループワークでは、発言する人がいつも同じにならないように、司会を担当する人は、日ごろ意見を言わない人にも意見を言ってもらえるように工夫をします。
自分から意見を言わない人も、「●●さんは、どうですか。」と意見を求められると発言しやすくなります。
また、「少数意見を否定しない」「前向きな検討になるよう留意する(愚痴や不満の場にしない)」ことなどを始めに約束するのも良いでしょう。

◆◆◆工夫4:記録を残す
研修を実施したら、記録を残しておきましょう。研修内容の概要や、参加者の受講後アンケートなども記録に残しておくと、今後の研修を企画する際の参考になります。

(次号第2回へつづく)