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リスクマネジメントコラム
第123回 効果的な職員研修を企画しよう!【第2回】

リスクマネジメントに関する研修企画のヒントについて3回シリーズでお届けいたします。

◆◆◆部署毎でおこなう研修
今回は、カンファレンスの短い時間を使って、各部署で行う研修の例をいくつかご紹介いたします。

1.ひやり・はっと体験から学ぶ
ベテランといわれる先輩達でも、「ひやり・はっと」を経験しています。先輩達の「ひやり・はっと」は、利用者に影響を及ぼす前に気づいて、対処されることが多いため、後輩達にはそれらのノウハウが伝わりにくいものです。
先輩達がどのような状況で、どのように異変に気づき対処したのか、その事例を紹介してもらい話し合ってみましょう。

【研修のポイント】
・先輩の体験した「ひやり・はっと」について、自由に意見交換する
・利用者に影響を及ぼした時の対応や、報告の仕方などを確認する
・1回1事例、事例提供者を替えて定期的に開催する

2.フローを確認するシミュレーション
施設内としての災害訓練などは、定期的に実施されていると思いますが、部署単位でのシミュレーション訓練も効果的な研修になります。特に災害時と事故発生時のフローについて実施することをお勧めします。部署内で、定期的に繰り返し実施して、いざというときに行動できるように準備しておきましょう。

【研修のポイント】
・毎月の開催日を決める(例:毎月1〜2回、毎月第1週目の月曜日など)
・火災、地震、事故発生時など月毎のテーマを決めて年間計画をする
・例えば以下のような内容をいくつか選んで実施する
 ①災害、事故発生時フローや報告フローを順番に言うなどして確認する
  (例:誰にどのタイミングで、どのような内容を報告するかなど)
 ②日勤、夜勤、休日などの勤務帯を想定して、職員の役割を決めて、事故発生時や、災害時の動きを体験する
 ③決められた持ち出し物品と、置き場所を実際に確認する
 ④消火器・消火栓・火災報知機などの位置と、使用方法を実際に確認する

(次号第3回につづく)